1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. ニュース

重賞特集&次情報はお任せ!
競馬新聞でPOG?!
2歳馬の調教タイムを毎日速報!→今すぐお試し

ニュース

クイーンS・追い切り情報アロマティコ

クイーンS・追い切り情報アロマティコ

 北の大地で“夏女”が躍動した。巴賞Vで勢いづいたアロマティコが、函館Wでダイナミックな動きを披露した。

 掛かることなく、4角までスムーズに運ぶと、スタンドで見守る佐々木師から「よしよし、これはしまい伸びるな」と声が漏れる。その言葉通り、重心を沈めて一気に末脚全開だ。癖である舌は出していたが、5F67秒9-38秒4-12秒6の好時計でまとめた。

 騎乗した三浦も納得の表情だ。「折り合い重視で乗りましたが、単走でこれだけ動ければ十分でしょう。前回(巴賞)の追い切りより、コンタクトが取れたし、なじんでいる感じがあります」と手応えを口にした。

 自身もこの夏は、函館開催のリーディングを奪取するなど、存在感を示している。「関係者のおかげですが、すばらしい先輩方がいる中で(リーディングを)取れたというのは自信になりました。これからも(三浦を)乗せて良かったと思われるレースをしたい」と意欲的に語る。

 今回の札幌参戦で、JRA全10場走破となるアロマティコは、これまで7、8月では3戦3勝の実績を残している。今回は休み明けをひと叩きされた上積みもあるだけに、「秋はGIへ行く馬だし、ステップレースで結果を出していい形で行きたい」と、早くも三浦は大舞台を見据える。

「秋華賞やエリザベス女王杯で3着がある馬だし、どこかで(重賞を)勝たせたいと思っていた。今回決めたいね」と佐々木師。不思議と重賞には縁がない(10戦未勝利)が、地力は確かだ。秋に弾みをつけるためにも、まずは“北都の女王”の座を手にしたい。

三浦を背に函館Wで追われたアロマティコ。ムードは前走以上だ

2014年08月01日