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デイリー杯クイーンCはリトルアマポーラが快勝

デイリー杯クイーンCはリトルアマポーラが快勝

 「第43回デイリー杯クイーンC・GIII」(芝1600m)は23日、東京11Rに16頭で争われた。レースは、1番人気のリトルアマポーラが直線で豪快に突き抜け、重賞初制覇。牝馬クラシック戦線へ力強く名乗りを上げた。勝ちタイムは1分35秒5。2着には8番人気のライムキャンディ、3着には4番人気のラルケットが入った。

 牡馬トップ級のそろった京成杯で小差4着のリトルアマポーラが、ここでは役者が違うといわんばかりの快勝劇。「6番枠からのスタートだったので。3角までに外へ出せればいいなと思っていた」という武幸の言葉通り、中団からスムーズに勝負所で外へ。直線では追われるたびに加速、一気に突き抜けた。「すごい伸び。最後はひとりになって遊んでいた。隣に馬がいたらもっと伸びていた」と余裕しゃくしゃくに語った鞍上。自身にとっても10年連続重賞Vを決めたのだから、爽快な勝利だっただろう。

 「内心はヒヤヒヤだったけど…まあ安心して見ていた」とは長浜師。前走はあえて中山へ輸送させて牡馬と対戦。ただ前走に関しても「“勝つ”というより長距離輸送、好位からの競馬を計画。勝とうと思えば勝てたかも」とポツリ。実質的には“無敗”とも取れるコメントで、まだまだ底は見せていない。

 父アグネスタキオンは師が管理。産駒で長浜厩舎から大物が誕生するのは初となるだけに力も入る。牡牝の違いはあれど、底知れぬ可能性は共通。「オークスの方が向いているとは思うが…。おそらく桜花賞からオークスになる」夢半ばで引退したタキオンの分まで、リトルは牝馬戦線を突っ走る。

デイリー杯クイーンCを制したリトルアマポーラと武幸四郎=東京競馬場

2008年02月24日