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【クイーンS】追い切り(1)レッドリヴェール

【クイーンS】追い切り(1)レッドリヴェール

 初の重賞タイトル(13年札幌2歳S)を獲得した思い出の地・函館で、レッドリヴェールが完璧リハ。水分を含んだウッドチップをモノともせず、単走で軽快に駆け抜けた。

 1週前に函館芝で5F65秒2-11秒9をマークしており、この日の軽めの内容は予定通り。鞍上の姿勢は微動だにせず、馬なりのまま5F69秒7-39秒1-13秒3を計時した。

 騎乗した北村助手は「先週ビッシリやっているので、けさはサラッと流したが、動きは良かった。しまいにかけてのストライドと伸びが良かった」と内容に合格点。2か月半ぶりの実戦にも「休み明けでも結果を残している馬。体調も悪くない」と力強くうなずいた。

 上がり運動では、珍しく須貝師がリヴェールの背中にまたがり、仕上がり状態をチェック。「背中(の感触)がすごく良かった。硬さはないし、状態はすごくいいんじゃないかな。古馬になってバランスが取れてきた」。確かな成長を感じて満面の笑みを浮かべた。

 前走のヴィクトリアマイル(4着)では、昨年の桜花賞2着以来久々に掲示板に載ったように、一昨年の2歳女王が復調気配。“完全復活”を目指し、指揮官は北上を決意した。「2歳時に北海道で結果を出しているからね。状態はいいし、あとはレースでGI馬としての走りを見せてくれれば」。タフな戦いに強いステイゴールド産駒らしく、洋芝はめっぽう得意。世代屈指の実力馬が、北都で輝きを取り戻す。

函館Wで文句なしの動きを見せたレッドリヴェール

2015年07月30日