手塚厩舎は昨年の覇者アイルラヴァゲインとブラックバースピンの2頭出しで臨む。金曜朝は両馬とも角馬場から美浦坂路を1本。アイルは首を上げ下げし、気合は十分過ぎるほど乗っている。「闘志が出てきたね。やれることはやったから」と追い切り後の変身を師も感じている様子だ。ブラックは「体重は10kgくらい増えているけど心配ない。右回りも大丈夫」。現状では賞金的に高松宮記念出走が苦しい2頭。是が非でも賞金を加算したい。

　アドマイヤホクトは美浦坂路を4F72.0秒で駆け上がり、軽く汗を流した。8か月半の休養明けとなるが「きっちり乗り込んでいるから体はできている」と古賀史師。ただ「去年のCBC賞(10着)でトモをぶつけられた影響が実戦でどうか。踏み込みが1cmずれている気もする。追い切りでは平気だけどレースは違うから。まともなら勝って不思議はないんだけどね」と後遺症に不安ものぞかせた。

　条件戦を連勝、上げ潮ムードで臨むリキサンファイターは美浦北Bを2周。程良い気合乗りを見せる愛馬に「体調は間違いなくいい」と高木師も満足げだ。

2008年03月08日