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加藤剛史

予想屋と騎手のプレッシャー

 楽な道だけを選んで、苦労をしたことのないこれまでの人生。他人に注目される立場にいない以上、もちろんプレッシャーなどは感じたことはなかったのだが…。

 先日デイリースポーツ主催で行われたダービー検討会で「有馬記念ありがとうございました。今週もよろしくお願いします」と見知らぬ競馬ファンから声が。どうやら前回の有馬記念検討会でプッシュしていたダイワスカーレットとアドマイヤモナークで馬券を取ったらしく、今回も自分の予想に期待しているというのだ。変に注目されて初めて味わうプレッシャーに、その後のトークはしどろもどろ。当然のごとくいい結果を残すことはできませんでした。

 皐月賞、ダービーと今年の牡馬クラシックは断然の1番人気馬が敗退。やはりG?の大舞台ともなると、ジョッキーにかかるプレッシャーも相当なものになるのだろう。元ジョッキー安田富男氏に人気馬に乗る緊張感をうかがってみた。

 「朝の1レースでも1番人気に乗るプレッシャーはかなりのものだから、重賞、G?ともなると顔が青ざめている騎手がいたね。負けたらどやされるし、他の人気馬たちは自分の馬だけを目標に競馬をしてくるから勝つのはひと苦労。そんな中で勝てればその後のレースでも気持ちよく乗れるんだけど、負けた後はモチベーションも下がってしまってなかなかいい結果を出せないもの。プレッシャーを感じないジョッキーなんていないけど、逆にそれを楽しんでプラスに持って行ける騎手が本当に強いんだろうね」。
 
 
 その道のプロでも心理状態を常に平静に保つのは至難の業。どうやら馬の気持ちだけでなく、騎手心理を読みつつ馬券購入を進めていかなくてはならないらしい。

(美浦調教班・加藤剛史)

2009年06月10日

著者紹介

加藤剛史

加藤剛史

1975年12月27日、埼玉県出身。美浦時計班。浦和競馬のきゅう舎隣りで幼少時代を過ごし、今も目の前には当たり前のように馬がいる。他人の知らないお宝馬を探し、馬券を仕留めることが唯一の生きがい。血液型A。