玉川祝

移動も一つのお仕事です

　先週は久々に福島への出張で300キロのドライブ。渋滞もなく、一応仕事ですので、経費は会社持ち。それに何より、愛煙家の筆者にとっては、誰の目も気にすることなく一服できるわけで、快適な「みちのく一人旅」でありました。

　電車での移動時間より短いこともあって、多くの調教師や騎手たちも車を使い、福島入りしている。先日、某調教師が「休日1000円の高速料金は本当に助かる。これを乗り合いで行けばワンコインだよ」なんて言っていたので、「うん千万も稼いでいるのに何みみっちいこと言ってんだい！」と言ってやると、「俺たちの経費は莫大なんだぞ！去年の仕事で使った交通費を知っているのか？500万円だぞ！」…とやり返されてしまった。確かに、ホテル代やら何やら加えると、一般サラリーマンの平均年収を軽く上回ってしまうのだ。

　懐の痛みは軽減できたが体の方は…となると話は別。関係者によっては土日で違う競馬場での業務が多くあり、移動での疲労は中央開催とは比べものにならないほど。先週の小笠師は「土曜が阪神、日曜が福島。そのあと北海道へ行き牧場回り。そして火曜からは美浦」と超ハードスケジュールをこなしていた。華やかに見える世界でありますが、その裏には大変な一面もあるのです。

（美浦想定班・玉川祝）

2009年07月03日