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松永篤

グッドルッキングホース(?)今後の活躍に期待

 あれは今年の5月中旬。2歳馬の姿がチラホラと見え出した頃、美浦トレセン内でひときわ目を引く馬を発見した。すぐにゼッケン表でチェック。嶋田功厩舎に所属するチェリーソウマという名らしいが、そのルックスは1度見たら忘れないインパクト絶大のグッドルッキングホースだった。

 まずは毛並み。モデルのように輝く金色の尾花栗毛。続いて目の色。色素の量の関係なのか詳しいことは不明だが、白目が多いブルーアイズ。最後にド迫力のお顔。額から鼻っ面にかけて、京都の芸者さんのように真っ白なのだ。毛色、目の色、顔の色と三拍子そろって医学的にも珍しい馬らしい。

 日頃から取材でお世話になっている厩舎ということで、師に同馬についての話を聞いた。「いい顔してだろう?しかも走りそうだよ。秘密にしておいて」と、普段は大きなことは言わない人がいつになく強気。同馬の評価はデビュー前から高く、「厩舎に話を聞きに来た記者が、紙面上で本命にしているかチェックする」と言うほどの自信ぶり。実際に新馬戦は3馬身1/2差の楽勝。

 その後はローテーションを1200mにこだわり札幌入り。ラベンダー賞は惜しくも2着に敗れたが、2番人気に推されるなど、ファンも多いようだ。「レースは惜しかったね。競走馬としてこれからが長いし、ファンに愛されるのはいいこと」と、負けはしたが師も満足気だった。

 抜群のダッシュからのスピードが持ち味。父サクラバクシンオー、母はアトムチェリー。全兄はガーネットS勝ち馬のタイセイアトムと、一本筋の通った短距離血統だ。今後は函館2歳Sで重賞タイトルを狙う。グッドルッキングホースの活躍を見守っていきたい。

(美浦想定班・松永篤)

2009年08月02日

著者紹介

松永篤

松永篤

美浦で4年間過ごし、2012年3月から栗東に移籍。サッカーで培ったスタミナを財産にトレセン内を駆けめぐる。栗東想定班。担当厩舎は角居、笹田、鮫島、梅田智、村山など。東京都出身、血液型B型。勝負馬券はシンプルイズベストの単複。