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堀尾政宏

オノちゃん信者です


 競馬に関心を持ち始めたのはちょうど20年ほど前。当時はまだ未成年で、エロ雑誌こそドキドキしながら買っていたが、法を破ってまで馬券に手を出すことはせず、ただ漠然とテレビ観戦で好きな馬を応援していた。そんな純粋な高校生の競馬心を強烈に刺激したのが、88年マイルCSを制したサッカーボーイだった。

 追い込み一手の脚質ながら強烈なシュートの連発で、オールドファンなら知らない人はいない個性派。この名馬を管理していたのが、当時は新進気鋭だった小野師だ。ただ、記者として競馬の世界に身を投じてからというもの、小野師といえば、失礼ながら調教スタンドではあまり目立たない存在で、「あの名馬を管理していたとは…」というのが個人的な印象だった。

 ところが今夏、初めて取材を通して接してみると、管理馬の状況把握は放牧中の1頭1頭まで完ぺきで、各馬の追い切りも自らのストップウォッチで双眼鏡さえ持たず、プロの記者が採時した時計とほぼ同じという達者ぶり。しかも、ある馬の休養理由を聞いた時には「おれと一緒でうつ病で体が減ったんや」と自虐ネタを織り交ぜるなど、会話の引き出しの多さで人を引きつける術も兼ね備えた『恐るべし65歳』なのだ。

 今ではもうすっかり、「オノちゃん信者」になってしまった1人です。

(栗東想定班・堀尾政宏)

2009年11月21日

著者紹介

堀尾政宏

堀尾政宏

1972年1月6日、愛知県出身。栗東想定班。きゅう舎取材と過去のレースをもとに、緩急自在の予想がモットー。得意レースは500万、1000万のダート戦。特に最終レースでは無類の集中力を発揮する。血液型0。(ラジオ関西解説者)