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5年3カ月ぶり勝利、西原の飛躍に期待

 世界の名手が集う、WSJSが先週の阪神で行われたが、7日には3つの地方競馬場でポイントが争われた全国の女性騎手による、レディースジョッキーシリーズも閉幕した。水沢競馬場での第1ラウンドを制したのは、JRA所属の西原玲奈騎手(28、栗東・フリー)だったが、第2戦のディーエスファジーでの1着は実に5年3カ月ぶりのうれしい勝利だった。

 本人も「勝っていないとは思っていたが、5年3カ月とは分かりませんでしたね」と驚く。今年の中央場所での騎乗回数は2鞍と厳しい立場にあるのは間違いない。投票システムの変更や騎乗仲介者の登場、さらには短期免許や地方競馬出身騎手の中央移籍により、成績下位の騎手は厳しい状況に追い込まれている。

 引退を考えた時期もあったと言う。「もうひとつ勝ちたい気持ちがあったし、それならレディース競走と思っていた」と胸の内を明かす。06年から始まった同シリーズ。「地方でも、たくさんのお客さんが足を運んでくれます。女性でもバリバリとやっている人がいるので」と例年、いい刺激をもらえると話した。

 栗東トレセンでは精力的に調教をこなす姿を目にする。それだけに、これだけ勝利から遠ざかっていたとは思いもしなかった。「フリーでやっているからこそ、いろいろと勉強させてもらっている。どんな形でも私には馬しか考えられません」と、さらなるレベルアップに意欲十分。長いトンネルから抜け出した、今後の西原玲奈に注目したい。

(関西デイリー・矢野幸一)

2009年12月08日