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西高東低の打開策

 阪神JFのアパパネは今年4回目の関東馬のG?制覇でした。ダービーのロジユニヴァースを除いた3頭(天皇賞・春マイネルキッツ、エリザベス女王杯クイーンスプマンテ)は“栗東留学”が実を結んだものです。

 ポイントは2点。ひとつは施設の違いです。美浦より栗東の坂路はこう配がきつく、逍遙馬道にはアップダウンがあります。小さな違いでも、毎日の積み重ねが大きな違いをもたらします。もうひとつが輸送。阪神競馬場なら通常、1時間半?2時間程度で移動でき、早めの栗東入厩は大きなアドバンテージです。

 もちろん、施設や輸送だけがすべてではありません。「工夫すれば美浦でも結果は出せるはず」との反論もありますし、効果をうたうほど「ますます関東にいい馬が入らなくなる」と危ぐする美浦の関係者も。極端な西高東低の構図が、どうすれば正されるのか。打開策を講じる必要性を、改めて感じさせられる1年でした。

(東京デイリー・竹下かおり)

2009年12月15日