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コラム

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城谷豪

小回りの良さもあるのに…

 先週から始まった中京競馬だが、来年の3月開催をもって馬場及びスタンドの改修工事に着手。新装競馬場がお披露目になるのは、2年後の12年春になる。

 スタンド改修は、いずれ起こると言われる東海地震に対応するため。一方、馬場は3?4コーナー部分(現在は駐車場)を外に伸ばし、競馬場自体の拡大工事となる。最大の売りは、西日本最大となる410mのダートの直線だという。

 地震に対するスタンドの改修は大賛成だが、馬場に関しては正直、?である。直線の長さ=差し比べの攻防でないことは、東京や阪神の競馬を見れば一目りょう然。実際にファンからも昔の阪神の方が面白かったという声をよく耳にする。

 広い馬場で不利の少ない実力勝負も大いに結構ではあるが、小回りには小回りのだいご味があると思っている。短い直線を考慮したジョッキーの攻めぎ合いや、有力馬が不利な外枠を引きながらも力でねじ伏せる鮮やかな走り、その一方、直線でごちゃつき消化不良に終わるレースがあったりと、良くも悪くもギャンブル性に富んでいるのは小回りコースなのだ。

 今回の馬場拡張はすでに決定事項だけにどうしようもないが、いずれ来るであろう、札幌や小倉などの改装の際は、広いコース最優先という考えにならないことを願っている。

(栗東時計班・城谷豪)

2009年12月19日

著者紹介

城谷豪

城谷豪

生活習慣にも負けず、休日の早朝は爆睡を続けるも、パチンコ店開店前には不思議と目覚めが良い気分屋。栗東支局の副チーフ及び突っ込みを担当、時計班。トレードマークは長〜い後ろ髪。12月25日、兵庫県出身。わがままなB型。