紺谷和彦

金杯的中で乾杯！

　謹賀新年。今年もよろしくお願いします。さて、いろいろあった０９年も終わり、明日から中央競馬が開催される。京都金杯は毎年、難解なレース展開とハンデ差に悩まされ、極端に相性の悪いレース。強いはずの先行馬が好位から伸び切れなかったり、安定した末脚を持つ馬が全くいいところがなかったり。時季的なものもあり、調整が難しいのは分かるが、とにかく一筋縄ではいかない。

　ただ今回はスマートギアという確固たる軸馬が出走する。菊花賞にもを進めたが、成績が示すように本質は中距離が最も合っている。重賞未勝利でのトップハンデや開幕週の馬場は多少の不安材料だが、前走が示すように、ためにためて乗れば目の覚めるような鬼脚を使う。脚質からやや勝ちみに遅いが、マイルの流れなら差し切れるはず。今年こそ金杯を的中させて、乾杯（死語）といきたい。

（編集部・紺谷和彦）

2010年01月04日