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涙は夢の大舞台に取っておく

 昨年のG?は散々な結果に終わったが、会心の予想を挙げるとしたら、朝日杯FSのローズキングダムか。1番人気ではあったが、自信の◎を打った。デビューから2連勝の内容、大一番へ向けての順調な調整過程。特に頼もしかったのが、小牧Jの落ち着きと自信だった。「普通に乗れば、ぶざまな競馬をしない。心配は鞍上だけ」とジョークを交えながら話す姿に“競馬に絶対はないが、不利さえなければ勝てる”と記者は思った。

 結果は予想通りの強さだった。小牧もあわてずに、自信を持って騎乗していた。04年には1番人気のペールギュントで3着に敗戦。当時は地方からJRAへ移籍したばかり。すさまじい重圧があった。結果を出せずに、次のレースからは乗り代わりに。その後は自分を見失って低迷が続いていたが、08年桜花賞のレジネッタでG?初Vを成し遂げると、好調の波に乗った。そして、2度目のG?制覇へつながった。

 最初のG?勝利とは違って涙はなかった。「ダービーまで取っておきます」と、レース直後に笑顔を見せた小牧。記者も楽しみにしている。輝きを取り戻したベテランが、競馬関係者の誰もが夢見る大舞台で流す涙を―。

(関西デイリー・中江寿)

2010年01月05日