赤木俊介

今週のお薦め２頭

　３７万円。この数字は何かと言うと、筆者の月収ではなく、昨年の１年間に馬券で負けた金額である。これを月平均で換算すると約３万円負けていることになる。中にはこの額の何倍も負けた人もいるだろうが、筆者の給料からするとこの金額は毎月の生活をする中でギリギリの範囲だ。よく学生時代の友人らに「この仕事をしているんだからかなり儲けているんだろ？」と聞かれることが多々あるが、とんでもない。逆に負けることの方が多く、あまり儲かった試しはない。

　まぁこれは筆者の馬券下手の影響もあるのだが、それでも関係者の話ばかりを信用していては駄目だということが昨年の１年間で改めて分かった。できればここで痛い目に遭わされた厩舎を紹介したいのだが、それは厩舎の面目に関わるので、残念ながら控えさせてもらうことにする。そのお詫びにと言ってはなんだが、今週の出走予定馬の中からお薦めの２頭をここで紹介させていただく。

　まずは土曜中山１１Ｒのポーカーフェイス。「いい休養ができた」と加藤敬師が言うように、休養前は使い込まれて完全にガス欠。フレッシュな状態の方が走るタイプだけに、休み明けのここが絶好の狙い目だろう。もう１頭は日曜京都６Ｒのゲシュタルト。「攻め通りならまず大丈夫だろう」と坂本助手は強気。古馬をアオる動きを見せているだけにまず人気だろうが、資金作りはぜひこの馬で。

（栗東想定班・赤木俊介）　

2010年01月09日