安里真一

中途半端なイベントに異議あり

　振り返ると09年は昼も夜も優等生で自分らしさのない１年であった。それもこれも家庭内での08年大津・秋の陣の影響が大で海綿体の血液の密集を抑えざるを得なかったことが原因だが、今年のおみくじは『大吉』。神様がほほ笑んでくれた。我慢の日々を重ねた昨年の?忍耐?を?変態?の二文字に変え、今年は本能むき出しで突っ走りたい。

　まずは１月23日からの中京競馬が楽しみになるが、前開催から始まった中京ヤングバトルシリーズに異議ありだ。

　騎手免許交付７年未満・勝利度数100回以下の騎手が、騎乗したレースの着順によってポイントを競うこのシリーズ。若手騎手を応援し、ファンも一緒に盛り上がろうと、優勝騎手予想を的中させた方には抽選で10人にプレゼントが用意されていたが、たった10人だけとはセコ過ぎるし、６日間の総入場人員13万4850人に対して、応募総数がわずか５７００通とは、ほとんど注目度ゼロ。途中までトップだった騎手ですら「今は誰がトップなの？」という無関心ぶりでは、盛り上がるわけがない。

　本気でシリーズ成功を考えるのなら、午前中はすべて若手騎手限定にするとか、若手騎手限定の重賞を設けるなど、思い切ってやるべきではないだろうか。レモン汁をぶちまけただけのどこかのタレントも全然?ＭＵＴＥＫＩ?ではなかったし、中途半端な取り組みではハートは勃起しない。早期改善を求める。

（栗東想定班・安里真一）

2010年01月10日