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上田健悟

意外なソエの原因

 10日の寿Sで2着に入った沖厩舎のオートドラゴンが先日、放牧に出された。休養理由は「ソエの症状が出たため」である。

 ソエ(管骨骨膜炎)=主として前肢に発生し、骨が完全に化骨していない若馬に急激な強い調教を行なったり、硬い走路で調教を行なうと、管骨(第3中手骨)の全面に炎症を起こす。初期であれば運動を軽くし、患部を冷却することにより治癒するが、重症になると腫れ、骨瘤状となり激しい疼(とう)痛、ハ行を伴う。重度となると骨瘤部に亀裂骨折(皿状骨折)を発症する。(JRAのHP競馬用語辞典より引用)

 上記の通り若駒に多く見られる症状だが、オートドラゴンは6歳と立派な壮年。沖師に聞くと10月から導入されたポリトラックに原因があるようだ。

 「腰が弱くて長期休養を余儀なくされていたが、脚元に関しては若駒の時から不安はなかった。そんな馬がこの年になってソエが出るとは…。ほかにも3歳馬3頭がソエで放牧に出ている。ポリトラックはグリップ性に優れているが、その分、前肢に負荷がかかるのだろう。例えるなら、野球の天然芝と人工芝。メンテナンスやコスト面など、メリットは無視できないけれど…」と頭を悩ませていた。もともとはなくなったDWが主体だった厩舎。師の試行錯誤は続きそうだ。

(栗東想定班・上田健悟)

2010年01月23日

著者紹介

上田健悟

上田健悟

1983年7月7日、大阪府出身。栗東想定班。 08年に入社の新米記者。トレセンはまさに未体験ゾーン。一人前を目指し、地に足をつけて頑張っていきたい。馬券は穴党。ひらめきと裏づけで探し当てた穴馬からの流し馬券で高配当を狙う。特技はサックスも楽器は未所持。血液型B。