木村拓人

大物!?大竹厩舎が２年目で躍進の予感

　昨年の３月に開業し、１１勝という成績を残した大竹厩舎。当初かかげていた３０勝には届かなかったが、初年度としては十分な数字と言えるだろう。

　先日、その大竹厩舎の新年会が某ホテルで行われた。参加者はトレセン関係者だけでなく、グリーンチャンネルのレポーターなどを含めて５０人ほど。新規厩舎としては、かなり規模の大きいものとなった。

　「こういうことをやるときは、盛大にやらないと」と師は話していたが、さすがに“サイクロンＺ”というお笑い芸人（恥ずかしながら筆者は初めて見たが、かなり有名らしい…）まで登場したときは、ここまでするかと感動してしまった。

　そして宴（うたげ）の最後に、師は「今年の目標は３０勝。いろいろ厳しいことを言うかもしれませんが、環境が悪くなることで一番被害を受けるのは馬なんです。みなさん、馬を愛してください」と締めくくった。これには、会場に来ていた人のほとんどが感銘を受けていたように感じた。もちろん、筆者の胸にも強く響いた。

　１月２４日、中山４Ｒの新馬戦をトポロジーで勝ち、今年の初勝利を挙げた…と思ったら、中山７Ｒも１番人気のアンヴェイルがきっちりと勝利し、２勝をマーク。やることなすこと、大物感を感じさせる大竹師。今年はいったいどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみで仕方ない。

（美浦想定班・木村拓人）

2010年01月24日