工藤修

香港競馬事情

　いまさらだが、自他ともに認める香港通の筆者。もちろん昨年も香港国際競馬に足を運んだ。香港競馬の観戦はもちろんだが、筆者のもうひとつの楽しみは香港島からフェリーで一時間ほどで行ける澳門（マカオ）だ。

　マカオはアジアのラスベガスと呼ばれるエンターテインメントに富んだ国で、ホテルのきらびやかさは口から出す言葉が見つからないほど。もちろんカジノや魅力的な遊び場も豊富で、時間さえ許せば何度でも足を運びたい観光地だ。

　もちろん競馬の方も忘れてはいない。基本内枠が有利なシャティン競馬場。しかも国際レースは力差がはっきりしていて非常に馬券が当たりやすい印象をもっており、昨年の戦果も上々。もちろん今年も行くつもりだが、これをご覧の方々に香港馬情報を少々。

　昨年のスプリンターズＳで来日予定だったセイクリッドキングダム。これは今の日本馬よりレベルは一枚上。今年こそ来日がかなえば、日本馬の大きな敵となる。

　そして秘密兵器は香港マイルで?着だったハッピーゼロ。ここではグッドババに敗れたが、日本の馬場なら逆転可能と見る。安田記念に来ることがあればきっちり狙って行きたい。

（美浦想定班・工藤修）

2010年01月31日