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林慶樹

ギャンブラーの誤謬

 ◆誤謬(ごびゅう):一見正しく思えるが実は誤っている推理

 「ギャンブラーの誤謬」という言葉をご存じの方はどのくらいいるでしょうか?この言葉を知って以来、勝負ごとに挑むにあたって常に頭の片隅に置いています。読者の方にもぜひ知ってほしいので、その参考例を挙げます。

 コインを3回投げて3回続けて表が出る確率は12・5%(1/8)、次にコインを投げて表なら4回続けて表が出たことになり、この場合の確率は6・25%(1/16)になります。

 さて、4回目にコインを投げる前に表・裏どちらが出るか出目を賭ける場合、コインは表が出る確率も裏が出る確率も常に一定の50%(1/2)。しかし人間心理として4回連続で表が出る確率6・25%を嫌い、「連続して表が出ているから次は裏が出そうだ」と推理して裏に賭ける人間が多くなりがちです。

 論理的に結論を出したつもりが、過去の結果の影響を受けて非論理的な結論を出しているのです。数えきれないほどの馬券に挑み、戦い抜いてきた上級者であっても?気持ち?によって予想が左右されることは十分にあるということです。

 「予想だけして馬券購入を見送ったレースの予想が当たったから、今から勝負するレースの馬券はハズれそうだ」
 「あの外人騎手は3連勝だから次は勝てないはず!」
 「堅い決着が続いているからそろそろ荒れそうだ!」などなど…

 こんなことを考えたりするときはありませんか?この話は馬券打ちにとって示唆に富んでいると思います。

(栗東時計班・林慶樹)

2010年02月11日

著者紹介

林慶樹

林慶樹

1980年2月20日生まれ、大阪府出身。栗東時計班。“人は明日新たな悲しみを知る。だから今日の喜びを噛みしめるのだ”の心で日々の職務に励む。予想は過去実績などデータ重視の波乱待ちで、人気馬から印が抜けることはしばしば。最近は株取引に熱心。