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安藤浩貴

忘れられないアンカツとの名コンビ

 1月30日にJRA通算1000勝の大記録を達成した安藤勝己騎手。G?も10勝を挙げ、今やJRAの顔になっているが、地方競馬の記者をしていたこともあり、やはり思い出すのは笠松時代の雄姿。直線の短い水沢で後方一気を決めたトミシノポルンガのダービーGP。女傑マックスフリートでの活躍など書き切れないが、一番印象に残っているのはフェートノーザンとのコンビだ。

 今から21年前、第1回ブリダーズゴールドカップが10月10日に開催されることは決まっていたが、8月の段階でも詳細の正式発表がない状態。?本当にブリダーズGCはあるの??と半信半疑の人もいる中で、早々に札幌競馬場に乗り込んで来た。

 約1カ月も笠松での騎乗をキャンセルし、札幌に長期滞在。笠松は大丈夫なんですか?と聞くと「フェートノーザンはこのくらいのことをする価値がある馬。ダートなら日本で一番強いんだから、たくさんのファンに見てもらわないと」と力強く話した姿が忘れられない。このコンビの積極的な姿勢もあり、レースは無事に開催され、見事に初代王者の座を手にした。

 次走の全日本サラブレットCで骨折して、それが原因の感染症で非業の死をとげてしまったが、あの時代に今のような?中央、地方の交流があれば?と思わずにはいられない。安藤勝騎手が活躍するたびに思い出す、競馬記者1年目の印象深い出来事だ。

(栗東時計班・安藤浩貴)

2010年02月13日

著者紹介

安藤浩貴

安藤浩貴

北海道出身、1968年10月26日生まれ(生年月日は井森美幸と一緒)。栗東時計班。趣味はキャバクラ通いで特技は無駄使いだが、馬券は堅実派。当たると思う馬券しか買わない。血液型O。