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目標は50勝…大注目の2年目・国分恭

 10日、JRAから新規調教師合格者9人、新規騎手合格者6人が発表された。2月末、トレセンは別れと出会いの季節を迎える。毎年のこととはいえ、1年がたつのは本当に早いものだ。

 昨年デビューした国分恭介騎手。2年目となる今年は快調なペースで勝利数を伸ばし、全国トップ10争いを演じている。丸刈り頭は変わらないが、顔つきは少し大人びてきたように感じる。「いい馬に乗せてもらっていますから」と謙そんするが、人気薄馬を好走に導くなど、その手腕はさえている。

 双子の騎手として注目を集めた1年目は、同じ関西所属の松山(36勝)には及ばなかったが、23勝を挙げる活躍で結果を残した。ただ、本人は満足できる数字ではないと語る。「目標は30勝に置いていました。減量もあるので、もっと勝たなければいけないですね」。2着29回、3着42回とあと一歩で逃した勝利も多い。“23勝しか”と悔しさが残るシーズンだったようだ。

 それだけに“勝ちたい”という強い気持ちが、2年目の快進撃を支えている。「技術もそうでしたが、気持ちに余裕がなかった。今ではあせって乗ることがなくなりました。馬の全能力を出してあげたいが、毎回はうまくいかない。それでも、自分が納得する騎乗ができれば、周りも納得してくれると思います」とさらなるレベルアップに励んでいる。

 師匠である五十嵐師は元ジョッキー。「先生には毎レースチェックしてもらい、指導してもらっています。怒られることもありますが、親身になってもらい、こちらから相談することもありますよ。乗り役の目線でアドバイスが頂けるのは大きいですね」。今年の目標は高く50勝…今年の彼から目が離せない。

(関西デイリー・矢野幸一)

2010年02月16日