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新ルールにひと言

 今年から失格、降着のルールが変わり、先週の20日でひと開催が終わった。その間、騎乗停止となった騎手は4人。そのほとんどで審議ランプがつかず、明らかに審議の数が減った。

 20日のAJCCでは、おそらくレースを見ていた誰もが「これは審議だ」「降着だ」と思っただろう。実際、自分も新ルールを忘れていて「あ〜あ、降着だ」と思うほどひどいものだった。しかし、異議申し立てがされるまで審議ランプはつかず、審議の結果も「その影響がなければトランスワープがダノンバラードに先着したとは認めない」というもので、異議は棄却されて?セーフ?に。しかし、ダノンバラードに騎乗していたベリー騎手は、開催日6日間を含め26日から2月10日まで騎乗停止になった。年明けの福永騎手が実行2日間の騎乗停止だったことを考えれば、かなり悪質だったことは否めない。ファンからもJRAには抗議の電話やメールが60件近くあったそうだ。

 だが、これでわかったことがある。昨年までならほぼ?アウト?の状況で降着にならなかったのだから、これからは100%に近い確率で降着はないということ。納得のいかないファンは多いと思うが、僕はこれでいいと思う。人間が裁決する以上、毎回同じ判断はできないだろうし、これまでも疑問に思う審議が多かったからだ。それなら「あれでセーフ?これでアウト?」とか言わせず、「全部セーフ」が一番。以前から公正でないと感じる審議が多いだけに、僕は降着制度廃止を言い続けてきた。

 例えばボートレースでは、他のボートに自分のボートを当てにいって相手を吹っ飛ばしたとしても選手自身に減点があるだけで、よほどのことがない限り舟券を買ったファンに影響はない。競馬もゲートを出てしまえば何があろうと、順番にゴールした結果が結果と皆が納得すれば問題はないのだ。ただ、ラフプレーには厳しい制裁を与えなければ納得はいかない。例えば賞金をカットするなど…ファンも不利で大事なお金を紙くずにしているのだから。あとは、たとえ降着がないのが明らかだとしても、審議ランプをつけてファンに説明をお願いしたい。

(栗東調教班・安藤浩貴)

2013年01月27日