実は○○巧者だったリーチザクラウン

　先週６日、リーチザクラウンが引退した。多くの競馬ファンは“伝説の新馬戦”（?着アンライバルド、?着ブエナビスタ、?着スリーロールス）の?着や、09年の日本ダービーの?着のイメージが強いと思うが、個人的には全４勝中２勝を挙げた阪神のマイルでの２戦が印象深い。

　全姉のクラウンプリンセスは、全７勝中４勝を阪神のマイル戦で挙げており、馬券では随分とお世話になった。当然、全弟リーチザクラウンも巧者のはず…という安直な発想で、08年の千両賞や10年のマイラーズＣで大もうけ。この姉弟には足を向けて寝られない。

　競走生活の後半は骨折やノド鳴りなど苦難の連続で、いいパフォーマンスを見せることはなかったが、幸いにも種牡馬入りが決定。順調にいけば３年後に産駒がデビューする。もちろん、阪神のマイル戦を使ってきたら無条件で買うつもりだ。

（編集部・掛札慎二）

2013年02月11日