８着と９着の大きな違い

　ロードカナロアの圧勝で終わった高松宮記念。記者が考えていたほど道中のペースが上がらず、ハイペースを予想し?しまい一気でスギノエンデバーに◎だ！?とデイリー紙面に書き、結果的に恥をかいてしまった…。

　その高松宮記念にフィフスペトルを出走させていた加藤征師と週中に話をすると、いきなり「いや〜熱く応援したよ〜」と…。?ん？？？フィフスペトルは確か８着だったけど、そんなに熱かったのか？?と思っていると、「サンカルロ（９着）との激戦には大声援だったぞ！」とさらにお熱い言葉。で、その理由を説明してくれた。ファンの馬券は３着までが払い戻しの対象だが、競馬の賞金自体は８着までが対象だからだった。

　「Ｇ?レースともなると８着なら５０万近くの賞金が得られけど、９着だと出走奨励金の７３００円だけなんだよ。サラリーマンの１カ月以上の金額だぞ！」とニッコリ顔。ん〜それなら熱くなるのは当たり前だろう。ただ、厩舎人と我々馬券ファンとは?ちょっと違う視線で競馬を見ているな?とも感じる出来事であった。

　そのフィフスペトルだが、次走はマイラーズＣ（４月21日・京都）を予定。今度は師だけはなく、馬券ファンも大声援を送れる着順まで押し上げてほしいものだ。

（美浦厩舎班・玉川　祝）

2013年03月29日