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東西トレセンの施設の差

 いまやトレンドというよりは、当たり前になりつつある関東馬の栗東滞在。繊細な競走馬の長距離輸送による負担軽減など、意図はいろいろあるのだろうが、関西圏でのG?ではもはや珍しいことでは無くなった。先日の桜花賞でも出走した関東馬6頭は、すべて栗東での調整を選択。アユサンが優勝して“結果が出た”こともあり、今後もこの傾向は続いていくと思われる。

 同じ3歳牝馬のG?・オークスで逆の現象が起こるかと言えば、答えは「ノー」に違いない。長距離輸送の負担軽減も大事だが、栗東の施設にもポイントがあるからだ。事実、桜花賞で栗東に滞在した陣営から「栗東でいいと言われる坂路や逍遥馬道などで調整し、これまで鍛えられない部分が鍛えられた」という声も聞かれた。関西馬が関東のG?でも栗東トレセンで調整するのには、輸送面の負担以上に環境に魅力があるからだろう。

 今回の桜花賞で“同じ条件”で調整すれば、関東馬は決して関西馬にも劣らないことが改めて証明された。物理的に不可能なのかもしれないが、東西トレセンの長所と短所を分析し、両施設の基本的な構造を近づけていくことが必要なのかもしれない。東西格差の是正は、競馬をより楽しく、魅力的なものにしていくために必要なことなのだから。

(関西デイリー・大西修平)

2013年04月09日