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“アベノシルク”で生まれ変わる名門クラブ

 昨年暮れの阪神JFでローブティサージュが優勝し、約12年ぶりにG?制覇を飾ったシルクホースクラブ。かつてはシルクジャスティス(有馬記念)やシルクプリマドンナ(オークス)といったG?馬を送り出してきた名門クラブだが、近年は社台系クラブの勢いに押され、今イチ地味な印象は否めなかった。
 
 シルク復活の要因は何といってもノーザンファームとの提携に尽きる。現3歳世代から、ノーザンFほか社台系生産馬が募集馬の大半を占めるようになり、これまでのイメージを一新。そして今年、新たな一手として打ち出してきたのが、『アベノシルク』と銘打たれたキャンペーンだ。
 
 シルクの阿部社長が、安倍首相のアベノミクスにあやかり名付けたアベノシルクは、?クラブ法人手数料の引き下げ、ポイントサービスの導入といった、より出資しやすい体制への刷新?愛馬牧場見学の実施、フェイスブックの開設、100口募集馬の設定など会員サービスの充実?募集馬、育成施設利用などノーザンFとの連携強化の3つを柱とした大改革。詳細は省くが、従来と比べてサービス内容の向上は明らかで、新規入会を考えているファンにはありがたいものになりそうだが、500口募集のお手ごろ感や、アットホームな雰囲気を好む現会員のなかには賛否両論が渦巻いており、必ずしも歓迎というわけではない様子。
 
 とはいえ、アベノミクスで得をする人、損をする人がいるように、全ての人が納得することは不可能。まだ始まったばかりのシルクの大改革・アベノシルクが今後どのような道をたどるのか。記者も一口馬主の端くれとして、楽しみに見守っていきたい。
 
(編集部・板橋 優)

2013年04月22日