1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

待望の勝利を手にした“オールドルーキー”

 ただいま土曜日(11日)の午後3時。ネタがないなあ…と思っていたら、親友の西浦厩務員が担当するリュンヌ(牝6歳、栗東・服部)が、彦根S(京都10R)を鮮やかに逃げ切った。

 特別登録の段階では、これまた親友の中西助手が担当するアグネスウイッシュに◎を打つ予定だったが、何か悪さをしたのか!?除外の憂き目に。ライバルが1頭減ったことを西浦厩務員に伝えると「おぉっ、岡田さんに初勝利してもらいましょうか」とが然やる気になっていた。

 さらに幸運が―。有力馬で、強力な同型と目されていたシゲルアセロラが、直前になって出走取消。しかも、枠順は2枠?番と絶好…。まんまと逃げ切った姿を見て「勝つときは何もかもがうまく行くものだなあ」と改めて思った。

 福山競馬から移籍した岡田騎手は、これがうれしいJRA初勝利。数日前に話をしたときは「栗東の生活にもだいぶ慣れてきましたけどね。でも、仕事の方はまだまだ。もっと調教に乗らないと」と表情が曇りがちだったが、馬も人もきっかけひとつで変わるもの。この勝利でモヤモヤが吹っ切れるのではないか。

 人によっては、ただの1勝と言うかも知れないが、産みの苦しみを味わった岡田騎手にとっては、この1勝が大きな転機になるはず。41歳のオールドルーキーに初勝利をプレゼントしたのが、6歳牝馬のリュンヌというのも味があっていい。先のことは分からないが、人馬ともに重賞、そしてG?の舞台が見えてきたのは確か。今後のさらなる活躍を期待したい。

(関西デイリー・松浦孝司)

2013年05月14日