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コラム

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国内と海外のジレンマ

 6月13日にオルフェーヴルが宝塚記念を回避するニュースが飛び込んできた。残念な気持ちになったことは言うまでもない。今年の宝塚記念はそのオルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、フェノーメノの4強が対決するとあって、レース前から世間的な注目度は高かった。このごろは強豪が一同にそろうレースがなかっただけに…。

 先日、昔からの競馬仲間と飲んだ席上でのこと。夏になると一緒に牧場巡りをしていたコアな競馬ファンだったが、このごろは競馬に全く興味がないと言う。その友人は「有馬記念を使わない馬がいるなんて信じられないよ。すべての馬が有馬を目標にしていた時は楽しかった。まさに最強馬決定戦。ただ、今は世界を目標にしているでしょう。確かに今の日本の競馬は世界に通用するかもしれない。ただ、世界の競馬に興味のない日本の競馬ファンはどうしたらいいの」となげいていた。

 今年の宝塚記念は?最強馬決定戦?のムードになりつつあった。それだけに残念で仕方がない。目線を海外へ向けることは悪いとは思わない。ジャパンCを最大目標にして、有馬記念に出走しなくてもいい。なぜなら、それが現在の競馬の仕組みとなっているのだから。ただ記者はその友人に言いたい。「今の競馬も悪くはないよ」と。具体的なことはあえて言わないでおこう。ただ、こう言える日が早く来てくれることを願いたい。

(関東デイリー・小林正明)

2013年06月18日