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産駒も成長力がありそうなディープスカイ

 宝塚記念で今年も上半期が終了した。関西の主場も中京、そして小倉と舞台を替えていく。いよいよ夏競馬の到来だ。すっかり定着した感のあるサマーシリーズに、これからはより新馬戦に注目が高まる。昨年は現役時代にG?未勝利のブラックタイドがファーストシリーズリーディングサイヤーに輝いたが、今年も11年に国内で初年度産駒が誕生した新種牡馬32頭が新たな戦いをスタートさせている。

 以前はG?ともなると鮮明に覚えていたが、最近は馬名すら出てこないことも…。年々、記憶力は低下するが、苦い思い出だけは忘れられない。あれは09年の宝塚記念。デイリー表面予想で責任記者としてディープスカイに自信の◎を打った。結果はドリームジャーニーが2歳戦以来のG?タイトルを獲得。ディープスカイは3着に敗れ、この一戦を最後にターフを去ることになった。

 そんなディープスカイが種牡馬として帰ってきた。馬サブロー・堀尾記者が馬三郎25時で注目馬に挙げていたが、記者も産駒の活躍に期待を寄せるひとりだ。現役時代に管理した昆師に聞いた。「見栄えのする馬だったが、子どもの評判もいいみたいだね。父アグネスタキオンの血が出て、まとまった体つきをしている」と師の評価も高い。

 08年NHKマイルC&ダービーの変則2冠馬に輝いたが、初勝利は6戦を要した。「デビュー当時は前後のバランスが悪く、立て直しながら使っていた。順調なら早くから走れてもおかしくはなかったと思う。ただ、NHKマイルCのころからグンと良くなったように成長力があった。産駒も奥行きがあるんじゃないかな」と楽しみにする。

 「G?で走る馬は条件を問わない。そういう馬でないとG?は獲れないよ」。一流馬を昆師はこう表現する。産駒は父を越えられるか。「まだ始まったばかり。クラシックシーズンにしっかり出てくるようにならないとね。そういう馬が出てきて欲しい」。初年度は82頭。記者の苦い思い出を吹き飛ばしてくれる活躍を願うばかりだ。

(栗東厩舎班・矢野幸一)

2013年06月25日