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適条件への出走を阻む制度

 いよいよ夏競馬も終盤戦。今夏は記録的な猛暑となったが、年々、体力の衰えを実感するのもこの時季。暑さに負けず、ゴールを目指してひた走る競走馬の姿を少しは見習わないと。その競走馬のなかでも3歳未勝利馬にとってはまさに?崖っぷち?の戦いが繰り広げられている。善戦続きの馬の関係者からは?何とかしたい?という気持ちが痛いほど伝わってくるものだ。

 「どうにかならないかな」。ある関係者からそんな声を聞いた。もうご存じだと思うが、昨年の秋季競馬から、平地の未勝利戦および古馬500万以下の競走(九州産馬限定競走などは除く)では自ブロック優先制度が適用されている。年間を通じた主場開催で東京、中山、夏季の福島、新潟は美浦所属馬が、京都、阪神、夏季の中京、小倉は栗東所属馬が優先となり、フルゲートを割らない限りは関東馬は関西圏に、関西馬は関東圏に出走することができない。

 では、いま何が問題なのか。夏季はそのルールを適用外にしてほしいと前出の関係者は話す。3歳未勝利馬にとってはもうチャンスが多くないうえに、適条件に出走できないというのだ。「小倉は選択肢が少ないからね。ダートでいえば小回りのうえに1000mと1700mしかないレースがない。1400mあたりを得意とする馬だったら1000mは忙しいし、1700mも微妙に長かったりする。頭が痛いよ」と嘆く。確かにその意見には納得できた。来年のサバイバルレースは検討の余地があってよさそうだ。

(関西デイリー・矢野幸一)

2013年08月20日