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敗戦を糧にレベルアップを続けてきたゴールドシップ
「人気なんかはいらない。勝てないかな」。これは筆者がお世話になった競馬関係者が、口癖のように繰り返していた言葉。6日の深夜はふと、その言葉が頭のなかを巡った。日本中が注目した凱旋門賞では1番人気のオルフェーヴルが2着、キズナが4着に敗れ、その約7時間前の京都大賞典ではG?4勝馬ゴールドシップが1・2倍の断然人気を背負いながら5着に沈んだ。
「海外でオルフェーヴル、キズナが頑張っている。日本ではこの馬が競馬を盛り上げたい」。大きな期待を込めてターフに送り込んだ須貝師だったが、ゴールドシップの秋の船出は順風満帆といかなかった。
翌日の7日、須貝厩舎で担当の今浪厩務員に話をうかがった。厳しい結果になったが、「ペースだろうね。休み明けで今回は高速馬場。馬が戸惑って、自分の競馬ができなかった」と冷静に振り返った。それでも「落ち着いていたし、返し馬もしっかりできていた」と4歳秋を迎えての精神的な成長は感じた様子。ただ、「元気満々。水おけを振り回している」といつもと変わらぬ翌朝の愛馬の表情には苦笑いだ。
指揮官も「レース当日があんなに暑いとは思わなかった。今までにない疲労感だったが、問題ないのは安心した」とねぎらった。9日に滋賀県の吉澤ステーブルWESTに放牧へ。次戦のジャパンCに向けて短期間の充電に入ったが、「凱旋門賞を見て、いろいろ考えさせられた。来年は5歳で脂が乗る時期。涼しい気候で戦えるし、ヨーロッパの馬場もこの馬には合いそう。視野に入れていいと思う」と14年の凱旋門賞出走に前向きだ。
敗戦を糧にレベルアップを続けてきた黄金船。ジャパンCで世界からやってくる強敵を撃破。世界最高峰の戦いへと出航する日が楽しみでならない。
(栗東厩舎班・矢野幸一)
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