天職との別れに万感の思い

　ホッカイドウ競馬、南関東のホースニュース馬に始まり岩手競馬の栄冠社、そして現在の馬サブロー。早いもので競馬記者生活も25年が経ち、その間数々の名馬や、名レースを見てきました。

　ホッカイドウ競馬では２歳時サラブレッドを上回る時計で連勝を続けたアラブの名牝マルシンヴィラーゴ。南関東では地方最強牝馬のロジータ。岩手競馬では41連続連対の日本記録を持つ岩手競馬史上最強のトウケイニセイや、地方所属馬として初めてＪＲＡのＧ?を勝ったメイセイオペラ。ＪＲＡでは３冠馬ディープインパクト、オルフェーヴル、そして牝馬３冠のスティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、たくさんの馬が感動を与えてくれ、それを間近で見てこれたのは競馬記者みょうりに尽きます。

　毎朝、日が明ける前に起床して、馬を見続けた25年。今では目覚まし時計なしでどんな時間にも起きられる特技を身につけました。そんな天職と思っていた競馬の仕事とも明日、明後日の競馬を持って最後。このたび競馬の世界から離れることとなりました。小倉や北海道の長期出張時にお世話になった方々。地方時、ＪＲＡ時とお世話になった競馬記者、厩舎関係者の方々。この場を借りてお礼申し上げます。来月からはデイリー本紙でのボートレース担当。これからも今まで同様よろしくお願いいたします。

（栗東調教班・安藤浩貴）

2013年10月25日