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コラム

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魅力ある番組作りが重要ポイント

 今年も残すところ2週となった。すでに14年度の開催日程は発表されており、ジャパンCダートがチャンピオンズCとして中京競馬場で施行されるなど変更点は多くの方がご存じの通りだろう。そんななか、いち競馬ファンとしてJRA版ブリーダーズCの開催を心待ちにしているのだが、その楽しみはまた翌年度以降に持ち越しとなった。

 11月4日に金沢競馬で行われたJBCは日本競馬で初めて同日に3つのG?競走が組まれたが、当日の入場人員は1万2千人を超える大盛況。同競馬場で1万人を超えたのは14年ぶりだったそうだ。JRAでは04年に創立50周年イベントの一環として、ジャパンCとJCダートが同日に東京競馬場で行われた。あの日は東京で観戦していた記者だが、独特な盛り上がりだったことを今でも覚えている。魅力的な番組を提供すれば、まだまだ競馬ファンはついてくると今年のJBCが証明してくれたのは、競馬に関わるものとしてうれしい限りだ。

 一方でJRAが大きなてこ入れを行ったのが、障害戦。未勝利戦は来年から原則として第3場の競馬場で行われることになったが、先日に発表された春季番組をみて驚かされた。4日間で行われる1回中京、8日間で開催される1回新潟では連日、未勝利戦が組み込まれていた。これには障害に騎乗するある騎手も「馬が集まるのだろうか」と首をかしげていた。

 時間をかけて作り上げられる障害馬。障害ジョッキーが減少し、頭数の制限があるなかで、JRAは現場の声を無視したようにも感じられる。売り上げの伸び悩みが問題となっている障害戦だが?魅せる?という意味では、今後も継続して欲しいと願うのは記者だけではないと思う。

 スターホースの登場はもちろんのこと、魅力ある番組作りこそが、売り上げ増につながってくるのは当然。来年度の番組がどう判断されるのかはまだ分からないが、多くのファンが競馬場に足を運んでくれることを願ってやまない。

(関西デイリー・矢野幸一)

2013年12月10日