狙い続けた馬で大逆転を…

　有馬ウィークのどこか騒がしい雰囲気のなか、いよいよ今年の中央競馬もフィナーレを迎える。長かった秋のＧ?シリーズを乗り越え、少し安堵（あんど）感のようなものがあるが、なぜかさみしい気持ちにもなってしまうのは、競馬ファンとしての感覚がまだまだ残っているからなのかもしれない。競馬はラスト３日間。存分味わって終わりたいと思う。

　肝心の馬券成績を振り返ると、今年も順当にマイナス域。いくらか「競馬との戦い方」に手応えはあったものの、根がギャンブル好きなせいか、不要な勝負を挑んでしまうことが少々あった。やはりメリハリを利かせて、勝てる時にしっかり勝つことが大事なのだと思う。負けは負けでも、教訓を得て来年につながる１年だったと信じたい。

　とはいえ、最後には帳尻合わせを考えてしまうもの。月曜阪神１１Ｒ・阪神カップは買い続けているマジンプロスパーが出走しており、今回の舞台設定に「買うなら今でしょ！」との結論。馬券バカは馬券バカらしく、大勝負に出て締めくくりたいと思う。

（栗東調教班・浜口和也）

2013年12月21日