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命懸けの職業だと改めて実感

 23日の京都5Rで3頭が落馬し、競走中止となったが、武豊、小原義之、中村将之の3騎手が落馬の影響で負傷した。すでにJRAから発表があったように、武豊は右尺骨骨幹部骨折、小原は肝損傷・肺挫傷、中村が腰部打撲と診断された。幸いにも中村は軽傷で済んだが、武、小原はしばらく戦線離脱を余儀なくされた。

 レース後、パトロールビデオでそのシーンを確認すると、一番ヤバイと感じたのは小原だった。まず、転倒したセイウンアレースに後ろを走っていたサイタが接触し、小原が落馬。さらに後ろを走っていたリベラルランスルーが小原と接触して中村が落馬。そのリベラルが小原へまともに突っ込んだ形で、正直、生命の危険を感じたほど。後日話を聞くと、復帰までに時間はかかるものの意識ははっきりしており、命に別状はないとのこと。ひとまずホッとした。

 競馬にとって落馬は付きものだが、これまでに落馬による事故で命を落とした騎手はたくさんいる。たとえ命は無事でも、騎手生活にピリオドを打たなければならなくなった騎手もいる。常石勝義さんもその一人だ。今でもトレセンを訪れて、すれ違うすべて人にあいさつを交わし、その元気な姿を見せてくれている。

 騎手という職業は華々しい一方、命を賭けた壮絶なものなのだと、今回の出来事で改めて思い知らされた。

(栗東想定班・赤木俊介)

2008年11月29日