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北海道牧場紀行

中前義隆牧場編

 日高町の中前義隆牧場が生産した名馬が、交流G?の帝王賞や東京大賞典など、ダート重賞を9勝したファストフレンドである。
 4歳までは一介の条件馬でしかなかったが、5歳時のマリーンCを制してからは出走する交流重賞を次々と勝ちまくった。
 そのころに中前さんの牧場を取材で訪ねたことがあるが、丁寧な対応をしていただけただけでなく、牧場の中もきれいで、いいイメージのままで原稿を書かせてもらえた記憶がある。牧場に足を運ぶのは久しぶりのことだったが、まず、中庭の中にある芝生がきれいに刈りそろえられた光景が目に入った。
「お客様が来られた時に、見栄えのする場所で馬を見てもらえないかと作ってみたんですよ」と中前さん。最近はセリの上場馬に写真の貼付が義務づけられるようになったが、この場所ならば、出来のいい馬が一層引き立つ写真が撮れることだろう。
 10月15日から5日間に渡って新ひだか町の北海道市場にて、「HBAオータムセール」が開催されるが、初日の15日に上場されることが決まったのが、今回紹介するセレスフェアリーの07(牡、父ジャングルポケット、4月3日生まれ)である。
 「セレスフェアリーは母の父がアドマイヤベガということもあり、この当歳馬はトニービンの2×4というクロスを持ちます」と中前さんが説明してくれた。
 セレスフェアリーは兄弟に6勝を挙げたナイトフライヤーを持つが、血統を語る上で欠かせないのがトニービンのクロスだろう。
「トニービンは母父としても成績を残していますし、何よりもジャングルポケットの種牡馬成績が良かったですからね。気性も強いですよ」と中前さんは笑顔を見せる。
 張りのある馬体とこの前向きな性格が相乗効果となって、どこか快活なイメージが感じられるのは、トニービンクロスとも深い関係がありそうだ。

2007年09月29日