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北海道牧場紀行

トウショウ牧場編?Part??

 今年のフレッシュマンサイアー争いは、混迷の度合いを深めている。
 昨年の今ごろは、アドマイヤコジーンとタニノギムレットの産駒が重賞を勝利。マンハッタンカフェやジャングルポケットも、クラシックでの活躍を期待させるような大物をデビューさせていたことを考えると、いささか寂しい気もしないでもない。
 こうなると先に重賞馬を出した種牡馬が、フレッシュマンサイアーに最も近くなってきそうだ。となると、ダートで優秀な産駒実績を残しているワイルドラッシュは、交流重賞での活躍を機に頂点へと登り詰める産駒を出す可能性を秘めている。
 「ワイルドラッシュは導入当時から注目していた種牡馬です。シンジケートにも入っていますし、今年の新種牡馬では最も期待していますね」とはトウショウ牧場の志村吉男場長。
 アップルトウショウの07(牝、父ワイルドラッシュ、3月17日生まれ)は、近親にグランシャリオCとユニコーンSで入着を果たしたトウショウコナンや、当時の北海道3歳優駿を制したマイネルクラシックがいる血統からも、ダート適性の高さがうかがえる。
 種牡馬ワイルドラッシュの長所はダート適性の高さと仕上がりの早さだけでない。父系はNearcticの流れをくむ、世界的にも異色の血統背景を持つ。もちろん、国内でけい養されている繁殖ともアウトクロスの配合を作ることが容易であり、生産者なら一度は配合してみたい種牡馬ではないだろうか。
 アップルトウショウの07は牝馬だということを考えると、将来的には繁殖として牧場に戻る可能性が高い。その時には志村場長も配合に頭を悩ませることも少ないはずだ。
 まずは競走馬として優れた成績を残すのが先決となるが、グラマラスながらバランスが取れたこの馬体なら、ダートだけでなく、芝でも活躍が期待できそうだ。

2007年10月13日