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北海道牧場紀行

トウショウ牧場編?Part??

 ソシアルバターフライ系に代表される、名牝系の繁殖を代々けい養してきたトウショウ牧場だけに、輸入繁殖の名前はそれほど見受けられない。
 しかし、数少ない輸入繁殖であるミッドナイトオアシスから、昨年のアルゼンチン共和国杯を制したトウショウナイトが誕生した。このミッドナイトオアシスに続くような産駒実績を期待されているのが、05年のキーンランドセールで購入されたシニョリーナベラである。
 「シニョリーナベラはオーナーが選んできた繁殖牝馬です。Korveyaを祖母に持ち、兄弟には日本で種牡馬となっているシーロ、そして近親にはヘクタープロテクターやシャンハイの名前もあります」とトウショウ牧場の志村場長。単に種牡馬を多く出しているというだけでなく、日本への適性も高い血統だとも言えそうだ。
 シニョリーナベラは昨年、04年のドバイWCを制したPleasantly Perfectを父に持つ牝馬(シニョリーナベラの06、牝)を誕生させ、今年は芦毛の牡馬、シニョリーナベラの07(牡、父クロフネ、5月10日生まれ)を無事に出産した。
 「父であるクロフネの特徴が毛色だけでなく、しっかりとした馬体にも出ている印象がありますね」と志村場長。放牧地では堂々と落ち着き払った姿が印象的だったが、「性格もいいですし、扱いやすい繁殖ですね。この当歳馬も含め、産駒も人に慣れるのが早いようです」と話すように、性格は母のシニョリーナベラから受け継がれているようだ。
 柔らかい動きと骨太の馬体、そして近親の種牡馬たちのダート戦における優れた産駒実績からしても、シニョリーナベラの07も砂の上でいかんなく能力を発揮してくれそうだ。将来的にはダートのG?を総なめして、おじたちのように種牡馬となっている可能性すら感じる。

2007年10月20日