昨年は早めの競馬で押し切ったマジンプロスパーが、今年は一転、中団から伸びて2着を確保した。「出して行くと甘くなるから」と、待機策で挑んだ福永。「こういう形の競馬は初めてだったけど、ジリジリでも脚を使ってくれて。状態もアップしてたし、次へ向けて収穫のあるレースだったと思う」とうなづいた。次は高松宮記念だが「今なら1600mでも」と、安田記念を意識したコメントも聞かれた。

　サンカルロは、中団から差を詰めてきたが4着。「好枠を生かし、いいポジションが取れて、直線でうまく外へ出せたんですが」と吉田豊。プラス10キロの「数字が示す通り、体に余裕があった分、伸び切れませんでした。次(高松宮記念)は、目いっぱい、仕上げていきます」と、本番でのリベンジを誓った。

2013年02月25日