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【根岸S】追い切り(2)ロゴタイプなど

 重心の低いフォームでぬかるんだチップを楽々とクリア。初のダート戦に挑む13年皐月賞馬ロゴタイプが、美浦Wで躍動した。オウケンブラック(4歳1000万下)の外に馬体をかぶせながら進むと、馬任せの内容で6F80秒4-36秒6-12秒6のタイムで併入。「時計が速いのはコースの内を通った分もある。出来は引き続きいい」と田中剛師はうなずいた。

 クラシックホースのダート転戦は、07年皐月賞を制したヴィクトリー(フェブラリーS=15着)以来。異例のローテ選択には明確な根拠がある。「2歳時にミルコ(デムーロ)が“ダートも合いそう”と言っていた」と指揮官は振り返る。中間は砂の調教コースでの動きも確認。「ロゴタイプのパワーは発揮できる」と自信を持っての参戦だ。

「スピードがあるから千四も問題ない。今後はここ次第」と好戦すればフェブラリーSへの参戦が有力。ドバイターフの予備登録も済ませており、芝路線の頂点も視野に入れている。オールラウンダーとしての可能性を広げるためにも、まずは確かな結果を残したい。

 後半のハロー明け。いの一番に栗東坂路を駆け上がったのが、武蔵野S14着以来のアドマイヤロイヤル。馬場の真ん中を通り、一杯に追われて上々のタイム(4F51秒8-37秒9-13秒1)をマークした。橋田師は「先週、今週としっかりやりました。動きは良かったですね。競馬はせかすと良くないみたい。自分のレースに徹してどこまでやれるか」と見通しを語った。

2015年01月29日