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ダーレー・ジャパンSが画期的な種付け料プランを発表

 早くも社台スタリオンSに次ぐ大型種牡馬施設になりつつあるダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックス(日高町門別)が、思い切った種付け料ダンピングを行うことになった。 供用種牡馬のうちディクタット(種付け料250万円)、ルールオブロー(同150万円)、ストーミングホーム(同250万円)、ザール(同200万円)の4頭と種付けして、翌年に牝馬が生まれた場合は、種付け料の半額を返却するという大胆なプランを発表したのだ。

 これは馬産地で深刻な問題となっている牝馬価格の低下を考慮してのもの。セリ市での取引価格で牝馬は牡馬のほぼ半額だが、それはあくまでも「売れた」馬の話。「安い」だけでなく「売れない」のが現実だ。牝馬が誕生すると生産者はその時点からあきらめてしまうケースも多い。それだけに種付け料の半額が戻ってくることは、それで金銭的な問題がすべて解決するわけではないが、金銭的にも精神的にも生産者にとっては大きな慰めになる。今後は同じようなシステムを採用する種馬場が増えてくるかもしれない。

 だがそれだけでは根本的な問題は解決しない。牝馬がもっと売れるようになるためには、競馬システムそのものを見直す必要がありそうだ。現在1?2キロのセックスアローワンス(混合戦における牝馬の軽減ハンデ)を3キロ以上にし、馬主が牝馬を所有することでのメリットを増やすこともひとつの手ではないだろうか。

2008年03月21日