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ディープ時代到来を印象づけたセレクトセール

 今年もセレクトセールの会場は別世界だった。昨年は東日本大震災の影響を全く見せずに91円を売り上げたが、今年も政治的な先行き不安感など関係なかった。2日間トータルで102億円と、セールが2日制になってからは初めて100億円の大台突破。昨年を11億円上回り、落札率は0・5ポイントアップの79・5%。平均価格も当歳が300万円、1歳が400万円アップした。主催の日本競走馬協会・吉田照哉副会長は「予想を上回る成績」と、毎年のことながら笑顔をはじけさせていた。

 好成績の最大要因がディープインパクトなのは間違いない。1歳は13頭すべてが落札され総額11億1400万円、当歳は14頭中13頭の落札で総額8億5700万円。「アドマイヤキラメキの11」(牡1歳)、「スカイディーバの12」(牡当歳)が2億5000万円の最高価格となったのを筆頭に、1億円超えの10頭中8頭を同産駒が占めた。これはサンデーサイレンス産駒が最後に登場した03年と全く同じ数字。平均価格は8320万円、最低でも2500万円だったのだから、生産者にとっては1000万円の種付け料でも“安い”計算になる。

 平均価格だけを見ると、サンデーサイレンスはその03年に1億456万円、00年に1億2485万円だったことがあるが、当時のサンデーサイレンスの種付け料は2000?3000万円の高額だったこと、当歳だけで上場頭数が少なかったことを考えれば、ディープインパクトの評価はまさに驚異的だ。

 まだ産駒は3世代目がようやくデビューしたところ。今後の評価がどうなるかは不明な点も多いが、プロのバイヤーたちが評価したこのセレクトセールの結果を見る限り、サンデーサイレンス時代に代わる「ディープインパクト時代の到来」と言ってもよさそうだ。

2012年07月13日