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期待の米国系種牡馬がいよいよ本領発揮!?

 阪神JFの前哨戦ファンタジーSは、サウンドリアーナが2番手から抜け出し、2着に3馬身差をつける圧倒的な速さを見せた。

 父ケイムホームは昨年の新種牡馬だったが、2歳戦では6勝のみ。その後も目立った活躍馬を送り出せていない。だが2年目はサウンドリアーナの産駒重賞初制覇を含めてすでに10勝。多くは逃げ、先行から押し切るレースで、スピードの豊かさを示している。萩S3着のアクションバイオも好素質馬で、今後のPOGで注目種牡馬の一頭になっていきそうだ。

 そのファンタジーSで将来性の高さを示したのは2着ローブティサージュだった。外枠からの発走で前に壁がつくれず、首を大きく上げるシーンが2度あったが、それでも直線でよく追い上げた。折り合いが今後の課題になるが、ハイペースになりやすい阪神JF、桜花賞では楽しみな存在だ。

 その黒光りした馬体の美しさは産地馬体検査時からひと際目立っていた。「馬体はそれほど大きくないのに、パワーはすごいし、とにかく走ることに前向きな馬」というのが当時のノーザンファームの評価だった。

 父はウォーエンブレム。種付けにムラがあり、07、08年の産駒は0。だが、産駒の勝ち馬率は初年度、3年目が100%。27頭がデビューした2年目世代は20頭が勝ち上がり重賞7勝。現2歳世代はこれまでで最も多い43頭の血統登録がある。これまでJRAでは5頭が勝ち上がっており、他にもヴェントスが交流G?・エーデルワイス賞3着、タガノエンブレムが野路菊S3着と実績を残している。

 気性の激しい産駒の特徴を各育成牧場、厩舎もつかみつつあり、これまでと違って芝でも好走例が目立ってきている。ローブティサージュを筆頭に、いよいよ超大物種牡馬が、本領発揮の年を迎えるかもしれない。

2012年11月16日