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無冠の名種牡馬フジキセキが2歳リーディングを奪取!?

 2歳戦開幕週に組まれた4鞍の新馬戦のうち、2鞍をフジキセキ産駒が制した。東京芝1600m戦を制したイスラボニータ(牡、母イスラコジーン)は、大きく出遅れながらも大外から持ったままで直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切る強い内容。上がり3Fは34秒2をマークした。

 阪神芝1200mで勝ったエイシンオルドス(牝、母アルカイックレディ)は、逆に抜群のスタートを決めて先頭に立つと、全く追われることなく逃げ切り、2着に2馬身半差。相当な底力とスピード能力を感じさせたデビュー戦だった。

 フジキセキの種牡馬成績はイメージ以上にすごいものがある。産駒のデビュー3年目から今年まで14年連続でJRAリーディングサイアーのベスト10に入っており、06、08、10年は2位。JRA通算勝利は1335勝で歴代5位。内国産種牡馬では断然のトップで、今年中にライジングフレーム(1377勝)を抜くことは間違いない。

 だが、2歳戦に関しては意外に成績のばらつきがあり、2位が3回あるものの、11位以下も5回ある。02年は37位、昨年は24位に低迷している。当たり外れがはっきりしており、その意味では絶好のスタートを切った今年の2歳世代は“狙い目”となる。しかも、フジキセキは体調を崩して11年以降は種付けを行っておらず、この世代が最後となる可能性が高い。タイトルに縁のなかった大種牡馬に?最後に2歳リーディング獲得を?と応援したい気持ちも強い。

 JRAですでに馬名登録されているのは27頭。イチ押しはロサギガンティア(牡、母ターフローズ、藤沢和)だ。母はイタリアのG?勝ち馬。日本での初子になるが、青毛で500キロを超す馬体の見栄えは素晴らしい。社台RHで4000万円の募集価格だったのもうなずける。果たして最後に父にクラシックのタイトルをもたらすことができるのか、注目される。

2013年06月07日