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筋肉量豊富なディープ産駒カアナパリビーチ

 今週からは福島、中京開催がスタート。本格的な夏のローカル開催に突入する。馬房の入れ替えが激しくなり、2歳馬の入厩も急激に増えてきた。POGで人気を集めている良血馬もデビュー態勢を迎えつつある。

 来週の函館でデビュー予定の有力馬がカアナパリビーチ(牝、父ディープインパクト、母シェルズレイ、松田国)。母はPOGでの人気抜群なオイスターチケット産駒で、牝馬3冠は???着。重賞には2着2回とわずかに手が届かなかったが、繁殖牝馬としての評価は極めて高い。全兄のククイナッツレイは京都新聞杯4着、全姉のオーキッドレイは忘れな草賞3着。ともにクラシックには惜しくも乗れなかったが、POGとしてはまずまずの成績だった。兄姉は父に近い細身の馬体だったが、母に似た筋肉量が豊富な馬体でパワーがあり、脚元も丈夫。函館の洋芝にも向いているはずで、母兄姉ができなかった新馬勝ちが大いに期待できる。

 今春の皐月賞馬ロゴタイプの半妹ロゴマーク(牝、父チチカステナンゴ、母ステレオタイプ、今野)もすでに栗東に入厩済み。牝馬ながら500キロ近い馬体のため、兄ほどの傑出した仕上がりの早さは見せていないが、脚元の丈夫さは兄譲りで、ここまで1日も調教を休まずに調整されてきた。社台ファームの斉藤孝調教主任は「間違いなく重賞級の器です。馬体は大きいのに軽やかなステップを踏む馬で、その点は兄とよく似ています。気性も実に素直で、乗り手の思い通りに走ってくれます」と素質の高さに太鼓判を押している。

 父の初年度産駒が予想外の不振だったことが不安点だが「欧州での産駒も、奥手でムラがある印象。その分、大物が登場する可能性も高いと思っています」と分析する。兄ほどではないにしても、母系の仕上がりの早さを生かせば、POG期間中にも十分に実績を残せそうだ。

2013年06月28日