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新種牡馬リーディングを独走するヨハネスブルグ

 小粒と思われていた今年の新種牡馬だったが、予想以上の滑り出しを見せている。当初はマツリダゴッホの活躍が目立っていたが、ここにきて一気に注目を集めているのが輸入種牡馬のヨハネスブルグ(14歳)だ。

 先週も函館の未勝利戦(ダート1700m)をニューヘリテージがレコード勝ち。これで勝ち上がりは7頭目(7勝)となり、4頭(4勝)のマツリダゴッホを突き放して新種牡馬リーディングを独走している。勝ち上がり頭数はディープインパクト(8勝)と並ぶ首位タイで、JRA2歳リーディングでも4位に健闘。地方も含めれば13勝で、総合2歳リーディングでは2位につけている。

 ヨハネスブルグがこのまま新種牡馬リーディングサイアーとなれば、輸入種牡馬がトップに立つのは04年のフレンチデピュティ以来。社台スタリオンステーション以外でけい養されている輸入種牡馬となると、98年のアフリート以来の快挙ということになる。

 ヨハネスブルグは2歳5月のデビューから7連勝。ミドルパークSなど欧州G?を3勝、さらに米国へ渡ってBCジュヴェナイルも制し、カルティエ賞、エクリプス賞の最優秀2歳牡馬を同時受賞した史上2頭目の馬。03年から種牡馬入りして、日本では17頭が外国産馬、持ち込み馬として出走している。産駒の特徴も『仕上がり早で、ダートの短距離戦で抜群の実績』とほぼ共通している。ヘネシー(父ストームキャット)×オジジアンという分かりやすい配合通りの成績だ。

 勝ち上がった2歳馬7頭は、芝5勝、ダート2勝。距離は1000〜1700mと幅広いが、4頭が逃げ切りで、3頭が2〜3番手からと、いずれも先行して押し切るスピードと力強さを見せている。これまでの産駒の傾向からも、クラシックでの活躍や古馬になってからの成長という面では大きな期待はできないが、2歳時にこれだけ確実に実績を残してくれるのなら、POGリストに入れておくべき種牡馬と言えそうだ。

2013年08月30日