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第一印象の重要さを再認識させたオルフェーヴル

 オルフェーヴルの有馬記念圧勝の興奮が冷めやらぬまま新年を迎えた。予定されていた引退レースでこれほど圧倒的な強さを見せた馬には、最近では有馬記念勝ちのシンボリクリスエス、ディープインパクト、海外でG?初勝利を飾ったステイゴールドがいるが、いずれも種牡馬として成功している。

 心身ともにピーク時での種牡馬入りは産駒への好影響をもたらしているとも考えられ、オルフェーヴルにはロードカナロアとともに、種牡馬としても前途洋々な未来が開けている。順調なら初年度から200頭程度との交配を行うオルフェーヴルの産駒が、自身があと一歩届かなかった凱旋門賞制覇の夢をかなえてくれるに違いない。

 オルフェーヴルを最初に見たのは2歳春の産地馬体検査。一日に200頭が集まる会場のなかでもひときわ目を引く、バランスのいい好馬体が印象的だった。イレ込んで白目をむき、担当厩務員を引きずるようにしていた様子も迫力十分。栗毛ということもあり、父ステイゴールドよりも、その伯父のサッカーボーイに似た印象を持った。

 だが、小柄な全兄ドリームジャーニーとの比較が頭にあり、当時のステイゴールド産駒は小柄でみすぼらしい馬体をしていた馬が活躍していたことから、取材メモには「この血統にしては馬体が良過ぎる」と書いていた。POGでは第一印象が最も大切なのだが、つい考え過ぎて指名を逃してしまったのが苦い経験だ。

 それだけにオルフェーヴル産駒がPOG対象となる16年の産地馬体検査では、馬体よりも闘争心を重視して選んでみたい。有馬記念のレース後も「何かしてやろう」という雰囲気で白目をむいていた闘争心にあふれた表情を、それまで忘れないようにしたいものだ。

2014年01月04日