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本音の人・岡田総帥のコメントはPOGの重要ポイント

 POG取材ではビッグレッドファーム総帥の岡田繁幸氏への聞き込みが最も重要だと言われている。社台グループの生産・育成馬は、血統、馬体、セレクトセールの取引価格、育成厩舎などを見れば、ある程度の期待度が想像できる。だがマイネル、コスモ、ウインなどのいわゆる「マイネル軍団」は、ビッグレッドファームの一部自家生産馬と外国産馬以外はほぼ血統的に目立たない。セリでの購入馬は低価格。馬体も決してあか抜けしていない。実際に調教で走っている様子を見学する以外は、その能力を測ることが極めて難しいのだ。

 調教を見たからといって簡単に分かるものでもない。その典型的な例が京成杯を快勝したプレイアンドリアルだろう。2歳トレーニングセールで700万円で落札。公開調教の動きはフラフラとしていて、決して目立つものではなかった。「相馬眼の天才」と呼ばれる岡田氏が入札すれば、それに相乗りしようとする人がいるものだが、同馬の時には誰も競り掛ける人はいなかった。他の購買者から見ても、食指がそそられる部分が見つからなかったのだろう。

 地方でのデビューが決まっていたため岡田氏に取材する機会はなかったが「これまでで最も手応えのあった2歳馬」と評していたというだけに、取材をしていれば指名できた可能性もあった。地方所属馬初のクラシック制覇へ向けて?岡田ラッパ?はさらに高らかに鳴り響いているが、以前に「クラシックになると最後の鼻、頭差が良血馬との差になってしまう」と嘆いていたことがあるだけに、その点が気にならないでもない。

 岡田氏は競馬中継のゲスト出演時も歯に衣着せぬパドック解説が人気を得ている。常に本音で話す人だけに、2歳馬に関してのコメントは今後も目が離せない。

2014年01月24日