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セレクトセール高額馬の活躍の裏にある様々な技術進歩

 きさらぎ賞は期待していた通りの名勝負となった。頭差は、岡田繁幸氏がよく言う「最後の紙一重の差が良血馬とそうでない馬との違い」かもしれない。

 トーセンスターダムは12年セレクトセール(1歳)で2億5000万円の最高価格で取引された。これまで重賞勝ち馬のセリ市での最高価格は2億4500万円のフォゲッタブルだったので、この記録を更新したことになる。G?勝ち馬の最高価格は2億3000万円のアドマイヤグルーヴで、皐月賞ではこの記録更新に挑むことになる。

 これまで?セレクトセールの超高額馬は活躍しない?と言われてきたが、現3歳世代は1歳セールでトーセンスターダムに続く1億5000万円だったキミノナハセンターがセントポーリア賞で2勝目を狙っており、当歳セールで2億5000万円のモンドシャルナもラジオNIKKEI杯2歳S6着、若駒S4着。当歳セールで2番目だった1億3000万円のサトノアラジンはラジオNIKKEI杯2歳S3着で、今週の共同通信杯に出走。この世代は高馬がほぼ順調な成長を見せている。

 これは育成技術と獣医学の進歩によるところが大きい。育成牧場では一頭一頭の様々なデータを集計しながら、調教メニューや栄養管理を行うようになった。血統によって、仕上げの時期、方法を変えるような工夫も行われている。また、故障を起こしやすい脚の湾曲などは、早めの手術で解消されるようになり、育成期間の故障率は大幅に減少している。今後はその馬の遺伝子型によって、距離適性、芝、ダート適性を考慮した育成も行われようとしている。

 素質の高さがそのまま競走成績に結びつくようになってきたことは間違いなく、POGの選択でもやはり?取引価格?は無視できない重要な要素になる。

2014年02月14日