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レッドリヴェールに学ぶステイゴールド産駒の取捨選択

 そろそろ新年度のPOGに注目が集まる時期になってきた。昨年度の選択の失敗点を分析してみたい。

 失敗した代表的な馬がレッドリヴェールだった。あるPOG本の企画で社台ファームの生産・育成馬を徹底的に取材しており、昨年3月末の取材でレッドリヴェールは間違いなく?候補?だった。

 育成担当者の話は「もう仕上がっているので、すぐに山元トレセンへ移動して、北海道シリーズの最初からデビュー予定です。ヤンチャなところはあるけど、キビキビとした動きをしていますよ」というものだった。血統には関係なく仕上がりの早い馬を選ぶのはPOGの鉄則で、社台ファームで言えば前年のロゴタイプがその代表的な例。一頭だけズバ抜けた仕上がりを見せていた。

 だが見栄えのいいディープインパクト産駒などを次々に見ていくと、どうしてもレッドリヴェールの400キロ程度の馬体は寂しく見えてしまった。また、ステイゴールド産駒のイメージも、オルフェーヴル、ゴールドシップなど最近はやや?重たい?イメージが強くなっており、早い時期の2歳戦からデビューして活躍できるかどうか疑問を抱いてしまった。

 考えてみると、産駒デビュー当時のステイゴールド産駒の活躍馬は、コスモプラチナ、ソリッドプラチナム、アルコセニョーラなど見栄えのしない小柄な牝馬が多く、しかも短距離戦、早い時期の2歳戦から活躍していたものだ。正確なデータ分析をしないで、思い込みで候補から外してしまった典型的な例だと言える。

 ステイゴールド産駒は血統、見栄えではなく、仕上がりの早さと激しいくらいに見える気性が取捨のポイントであることを、今年こそは忘れないようにしたい。

2014年03月07日